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コラム

 
 ブラックシリカの発見
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不思議な石との出会い
-奇跡の鉱石 黒鉛珪石(神明石)シリカ・ブラック(ブラックシリカ)-
奇跡の鉱石と呼ばれる黒鉛珪石(こくえんけいせき)は、北海道に平成上ノ国鉱山を開山した佐藤昌司(さとうまさつぐ)から始まる。
昭和五十九年北海道の旭川に住んでいた佐藤昌司は一人の知人から魔除けになる不思議な石だと言われ、一見石炭の様にしか見えない石を一個もらった。彼が枕元にその石を置いたまま眠りについたその夜のこと…なんとこの黒い石が彼の枕元で緑色に輝き出したのだ。石は次の日も次の日も輝き続け、そればかりか何日かのちに「私を世の中の役に立てて欲しい」と昌司につぶやいたのである・・・。
こんな奇妙な出来事をいったい誰が信じるのだろう…。昌司はその不思議な黒い石を見つめながらそう思った。まさかこのあとその石が奇跡の物語を生むとは昌司自身も考えもしなかった。
昌司は黒い石の不思議な出来事に思い悩み、札幌に住む弟史郎の処へ「一緒にこの不思議な石を探して欲しい」と相談に向かった。最初は全く取り合わなかった史郎も旭川から片道二時間の時間をかけ毎日やってくる兄昌司についに折れた。兄のまなざしに執念を見たのである。その日から佐藤兄弟の石探しが始まった。
困難を極める日々の連続
しかしいったいこの黒い石が、北海道の何処の山にあるのかさえも分からず、色々な情報を探る事から始まった。昌司は、この黒い石を譲ってくれた知人に何処から手に入れたかを聞いてみたが、道南地区(函館江差方面)の知り合いから譲り受けたが、その人物が今何処にいるかは分からないと言う。その情報を頼りに道南の各地区を訪れ役場や村人に尋ね歩いていると、一人の老人から昔貨車に積まれて運ばれる石炭の様な黒い石を見た、と言う話を耳にした。詳しい話を聞いてみると、北海道には北の防衛戦として軍用滑走路を作る必要があったが、北海道の冬は雪が深く滑走路を作るにも使用出来ない場合が多く、軍では使用出来る場所を見つける為に飛行機で偵察する中、冬場でありながら雪の少ない場所を見つけだした。しかしそこは飛行場を作るには地形的に無理だと判断されたが、そこにある黒い石には雪が積もらない事から、滑走路に使うためにその黒い石だけを運び出す事にしたらしい。しかし軍事秘密である為に、軍が密かに石を運び出した事が、盗掘騒ぎとして一時村の話題になっていたようである。佐藤兄弟はその話に息を呑み、線路の始まりにこの黒い石が眠っているのだと確信した。
 
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想いが通じた日
ついに佐藤兄弟はその場所にたどり着いたのである。
何とその場所は「北海道の夜明けの地」と云われており天の川と云う川が存在し地名も上ノ国町と云う場所であった。その上、この黒い石が存在する地名はなんと神明と呼ばれていたのである。村ではこの黒い石のある山付近では熊も冬眠せず草木が熱帯の様に生い茂っている為に神の土地として村人が近づかない場所である事も話してくれた。佐藤兄弟はこの不思議な巡り合せに言葉を無くした。
「絶対に何かある」「必ずこの山には何かある」「一刻も早くこの山を開山しなければ」との思いは募ったが、現実はここからが苦難の連続であった。
まず山を調査するために歩きまわれば、村人からは盗掘の仲間ではないかと疑われた。
佐藤兄弟は山の持ち主を探し採掘の許可を得て行政との協議から始めた。最初に、この黒い石を掘削する為の許可を申請する事から始めなければならなかった為である。しかし、行政側は当時の経済産業省の許認可を鉱業法に基づき、鉱業権を取得しなければならないと通達して来たのである。申請手順はまず試掘権を取得、この取得条件はボーリング調査で埋蔵量確定をしなければならないのである。その費用だけで数千万円と膨大な費用が必要となった。しかし佐藤兄弟は資産を投げ打ち試し掘りに臨んだ。
そしてボーリングの結果、あの不思議な石(黒鉛珪石)の地層がある事が確認された。そこから本格的な採掘を行うために、まず表土を取り除かねばならない。表土はなんとトラック一千台分にも及んだ。
その様な佐藤兄弟の努力に対して、行政側も正式に採掘を認めたのである。兄昌司は、この鉱山を平成上ノ国鉱山と命名して(意匠登録済)本格的な採掘が開始された。時代はいつしか平成の紀元を迎えていた。
無限の可能性を追い求めて
採掘された石は、色々な研究機関を通し調査されたが、多くの研究者がその不思議な力に皆な驚愕の声を発したのだ。
黒鉛珪石の不思議な力とは、コンクリートなどに混ぜると粘着性が高くなり硬度が増す。下水道に捲くと臭いが無くなる。土に混ぜると作物が良く育つ。家畜の肥料に混ぜると病気が減る。お風呂に入れると温泉の様に体が癒されるなど、多くの結果が出た事である。その噂は道内に広まり、数年の間は資金を調達するために掘り出された黒鉛珪石は、数社の建設会社に買い取られていった。現在黒鉛珪石を所有する業社が何社もあるのは、その流れである。しかし業者が持つその量は微量である。当然、多くの企業からこの石の権利を欲しがられ、様々な誘惑が佐藤兄弟を巻き込んでいった。
そんな中、信頼して手を組んだ企業と法廷闘争という予期せぬ波に飲み込まれてしまったのである。闘争は十年という長い年月となり、鉱山からの産出は法的に禁止されたままであった。
兄の意思を継いで-昌司の死-
もともと心優しき佐藤昌司は精神的過労の末、永眠する事になってしまったが、弟史郎は兄の無念と黒鉛珪石を人の役に立たせる夢を引き継ぎ、敢然と世間の荒波に乗り出したのである。
黒鉛珪石は、地質学者としては日本の第一人者として知られる浦島教授にシリカブラックとして正式に論文発表して頂き法定鉱石としても認められ、財団法人ひろしま産業機構では血栓を溶解・付着を防止するものとして特許申請をうけるほど、医学的にも貢献出来るものとしての確証を
得たのである。
まさに人の役に立つ石である。しかしその反面史郎は心配もしていた。それはこの奇跡の黒鉛珪石は、自然の宝でありながら世界中でも北海道の上ノ国鉱山でしか産出されていない。又無限の素材ではなく既に鉱山には地質学的に、もう良質の黒鉛珪石はほとんど無く、残された石は黒鉛珪石が微量に含まれる粘盤岩がほとんどであり、コンクリート材料などには使用出来るが、本来の力は期待出来ないらしく、また世間ではただの珪石や黒鉛石に似た模造石が平成上ノ国鉱山黒鉛珪石として、無断で宣伝広告やインターネットに記載され世に広まっている。
このままでは人の役に立つ前に信頼を無くしてしまうのではと悩み、法廷闘争にピリオドを打ち採掘権を放棄し、闘争前に掘り出していた良質の2千トンの本物の黒鉛珪石を手にしたのである。
そして今、この残った石をどう世の中に役立てるかを日夜模索し、史郎は大学病院等に提供し多くの病に苦しむ人達のために役立つものとしての、物作りの研究に人生をかけて勤しんでいる。
佐藤史郎は兄昌司の夢「人々の役に立ちたい」その想いをかなえるために。
 
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奇跡の鉱石 平成上ノ国鉱山黒鉛珪石
何故黒鉛珪石が奇跡の鉱石なのか。それは、黒鉛は石炭や鉛、珪石はけい藻土(プランクトンの化石)であり、全国どこにでもあるありふれた鉱石である。しかし、この平成上ノ国鉱山黒鉛珪石は、けい藻土の中に黒鉛があるという不思議な鉱石なのである。
特長としては遠赤外線を放射して温熱効果により身体を癒す事であるが、その様な効果は全国にある不思議な力を持つ石にも同じ様な結果が出る。しかし成分分析をして、一般の鉱石とどの様な違いがあるかを調べて、驚愕の真実に直面したのである。それは一般的なパワーストーン(セラミックなど)は、熱を加える事で遠赤外線を放射するのに比べ、黒鉛珪石は常温にて遠赤外線を放射しているという事が判明したからである。
通常の温泉でも、地層から溶けだした色々な成分を含んだお湯が流れ出しているが、それを受ける石もその熱により遠赤外線を放射して温熱効果をプラスしている。多くの物質は、熱を加える事で遠赤外線を放射する事は知られているが、常温で遠赤外線を放射する事は学術的にも大変珍しく、奇跡の鉱石と呼ばれのもここに由来している。
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平成上ノ国鉱山黒鉛珪石は、その育成光線を常温で放出しているのだから、北海道大学を始め多くの大学が研究対象にしている事も理解出来る。
平成上ノ国鉱山黒鉛珪石は、今株式会社ベンチャー21 代表取締役 佐藤史郎の手によって管理され、その性質を生かし、世の中に貢献出来る企業とだけ手を組み、兄昌司の「世の中の人々に役立たせたい」の意思を継承しているのである。私も十数年この佐藤史郎社長との交友の中で、この黒い石の不思議な力に魅せられた一人である。自分自身、成人病の塊のような身体に着ける事で、日々癒されながら健康な日々を送らせて頂いている事に感謝している。また全国で奇跡としか言いようのない結果を、数多く目の当たりにもしてきた。残念なのは、この平成上ノ国鉱山黒鉛珪石は量が少なく、大量生産する事が出来ない事である。鉱山以外の国有地にはまだ埋蔵量はあると聞いているが、なかなか許可はおりないが、国もこの平成上ノ国鉱山黒鉛珪石の力を認める日も近いと思うので期待したいものである。
しかし何よりも大切な事は、少子高齢化の日本では自分の身体は自分で守るという意識強化である。いずれ日本の人口は一億人を割り、六五歳以上の高齢者が四千万人になる時代が確実にくる。その為に全国で現在健康な人達でも、食事療法や運動療法が行政の手により行われている。年をとっても健康なら何とかなる。まさに代替医療の時代に突入しているのである。平成上ノ国鉱山黒鉛珪石から放射される育成光線(温熱効果)も、温熱療法として、国民の健康をサポートする代替医療の一環として、私は佐藤史郎氏と共に生ある限り世に広めていきたいと思っている。
 
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